当社で働く女性のリアル

働く女性の「結婚=仕事を辞める」という考え方は、昨今の時代の流れと共に変わってきています。

バブル崩壊後の厳しい就職難の時代を経て、現在は人手不足により企業間において人材の争奪戦が繰り広げられている状況です。昔の、「女性は家庭に入る」という一般的な認識が、今の若い世代とのギャップとなってきています。

女性が結婚後も男性と同様に仕事を続けキャリアを重ねていける社会。 国策による法改正、制度の見直しにより、働き方の変化、更には、個々の価値観の多様性もあって 働く女性を取り巻く環境は変わり続けています。自由に考え選択できることが増えた環境で、 結婚後も仕事を続けている当社の女性社員3名の働き方、本音を聞いてみます。

  • つださん
    社歴5年10ヶ月
    産休・育休で計1年2ヶ月の休みを取得後、職場復帰
  • ちくしさん
    社歴9年9ヶ月
    産休・育休で計1年7ヶ月の休みを取得後、アルバイトで職場復帰
  • やのさん
    社歴8年6ヶ月
    結婚後、退職ではなく仕事継続を選択
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社員1

今回お話を聞く3人は社歴も長く、在職中に結婚されています。 そのうち2人は出産も経験され、お子さんの成長の様子を会社でも聞かせてくれます。 結婚・出産という人生の転機にどんなことを考えていたのか、インタビューしてみました。

退職ではなく、産休・育休という選択

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社員2

結婚後、出産を機に退職という選択もあったと思いますが、産休・育休を利用した経緯を教えてください。

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ちくしさん

私の家庭では、もともと母が仕事をバリバリしている環境で、 私を産んで2ヶ月で職場復帰をしていたので、退職ではなく仕事へ戻ることは自然な感覚でした。

その休み中に感じたのは、仕事を辞めてしまうより、産休・育休を利用した方が少しでも自分に収入もあるので、 精神的に楽だったということです。 子どもを産んでから新しい仕事を探すのも大変そうだし。

ただ、初めての育児だったので、育休から復帰するときに社員としての働き方に不安があり、アルバイトへ雇用形態を変更しました。

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社員2

初めてのことだらけの中で仕事も始まると不安も大きいですよね。 つださんは職場復帰についてはどう考えていたんですか?

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つださん

私は正直、職場復帰するか迷いました。 でも、あまり家に居たくない性格で、変化があったり仕事が楽しかった時だったので、退職ではなく制度を利用して復帰することにしました。

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社員2

なるほど。ちなみに、お子さんを近くで見ていられる在宅勤務(テレワーク) という働き方についてはどう思われますか?

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ちくしさん

自宅だと目の届くところに子供がいるので、逆に気になって仕事に集中できなさそうだし、 外での勤務じゃないと、競争率の激しい保育園の選考に落ちてしまうんじゃないかという不安もあったので難しいなと思いました。

今は、無事に保育園に入れて安心して仕事が続けられています。

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社員2

仕事に集中するため、働くママにとっては子供の保育環境を整えることは大事ですよね。 保育施設不足のニュースを見るたびに、まだまだ整備が追いついていないのだと心配になります。

産休・育休に関する一般的な制度

出産手当金 出産育児一時金
目的 産休中の女性の出産や
生活を支える目的の手当
出産にかかる費用の負担軽減を
目的とした手当て
対象者 出産日以前42日から
出産の翌日以後56日目までに
会社を休んだ被保険者
被保険者または家族が
妊娠4ヶ月以上で出産している者
支給額 標準報酬日額の
3分の2に相当する金額
1人出産につき42万円(例外あり)
手続き 会社または社会保険事務所への
申請書および勤務実態や
給与が確認できる書類の提出
病院への申請書提出
健康保険証提示
保育園 幼稚園
施設区分 児童福祉施設 教育施設
目的 保護者の委託を受けて
乳児や幼児を保育する
幼児を保育し
心身の発達を助長する
保育対象 0歳~就学前までの
乳児や幼児
3歳~就学前までの幼児
保育時間 7:30頃~18:30頃
※保育標準時間と
保育短時間の場合がある。
9:00頃~14:00頃
保育料 認可保育園の場合は
治体が保護者の
所得状況に応じて決定
公立:自治体が決定
私立:設置者が決定
保育の必要性の認定(※)
不要
※親が働いているなどの理由で日中、家庭で子供の面倒を見られない状態。

職場復帰の際に感じた本音

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社員3

1年以上の休みを経て、実際の復帰の際はどういう心境でしたか?

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ちくしさん

仕事復帰直前まで子供の「ならし保育」に時間がかかったので、手が離れない子供のことは不安でした。 でも、家庭に篭ってばかりいると世間知らずになるなと思います。テレビはEテレがメインになってしまうし(笑)。 外に出てリアルな情報に触れたいという感覚でしょうか。

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社員3

心配はあるけど、外にも出たいという欲求ですね。やはり、育児中は自分の時間もなかなか取れなかったのでは?

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ちくしさん

そうなんです。だから、復帰して子供の手が離れて自分の時間ができてから、まず一人でラーメンを食べに行きました!

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社員3

一人ラーメン!そういうリフレッシュの時間は貴重ですね。

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ちくしさん

仕事は、「大丈夫かな、やっていけるかな…」という不安はありましたが、顔見知りの方がいたり優しく接してもらえたので安心でした。

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つださん

私は、復帰するフロア環境の情報を定期的に教えてもらっていたので、変化への驚きはあまりなかったです。 でも、子供を保育園に預けて仕事がメインになった時に、時間の使い方が分からなくて大変で、仕事を思い出すのにも時間がかかりました。

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ちくしさん

あとは、仕事をしていると家事で手が回らない部分があるので、完璧主義にならず、家事する日を決めたり新しい家電を買って効率化したり工夫しました。

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つださん

私もそこまで完璧に家事はしてないです(笑)。

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社員3

なるほど。仕事もしていると、良い意味での手抜きは必要ですね。

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ちくしさん

そして復帰後に特に感じたのが、所属部署の上司がマイホームパパなので、家庭に理解があってとても働きやすい環境ということです。 会社だけでなく、実際に働く職場の理解があるかどうかは大きく、子供の体調不良で勤務シフトが変更になった時にも嫌な顔をされず助かりました。

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社員3

最近は当社でも主婦のアルバイトの方が増えていますが、働く側の家庭に配慮してシフトを組んでいて、確かに働きやすそうですね。

結婚を機に働き方を見直し

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社員3

やのさんは結婚を機に雇用形態を変えられましたよね。どういう思いがあったのでしょうか。

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やのさん

結婚後は、家事をきちんとしたいという希望があり、正社員だと残業をして帰りも遅くなってから家事をするのは大変なので、 定時で帰れるように結婚を機にアルバイトに変更しました。それでも、仕事を辞める選択肢はなかったですね。 子供ができるとお金がかかるので、ギリギリな生活をするよりは「働けるうちに働いておこう!」と思いました。

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社員3

仕事と家庭の両立のために、雇用形態を変更するという選択もできるのは嬉しいですね。 ちなみに、今後、子供ができてからの働き方のイメージはありますか?

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やのさん

子供ができたら、専業主婦というよりは、戻れるなら、慣れた仕事ができる今の職場で働きたいですね。 その時の職場環境もありますが、特に人が温かいところがとても魅力的です。 もちろん仕事も好きだし(笑)、戻りたいなと思います。 あとは、自分で稼げると自由にお金も使えるし(笑)

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社員3

確かにお金は大事です(笑) 子供ができても働いていたいと思える環境は貴重ですね。

今後については

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社員3

今後も、長く当社で働き続けたいと思いますか?

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ちくしさん
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やのさん

長く続けたいですね。実際に産休・育休から復帰している方もいて、勤務シフトの調整がしやすく、会社の理解もあるので職場環境が魅力的です。

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つださん

私も、今後子どもが増えてもまた復帰したいと思います。

対談を聞いていた他の女性社員の感想

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社員1

話が盛り上がり、あっという間でしたね!想像していたよりも家庭と仕事の両立は難しそうですが、 やはり職場環境次第でママの負担は大きく軽減されると分かりました。

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社員2

女性が安心して長く働くには、福利厚生や制度が整っているだけでなく、その制度を使いやすい環境、 そして働く主婦・ママに理解のある社風等、働く環境がとても重要だと感じました。

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社員3

先輩の生の声を聞くことができ、大変勉強になりました。

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社員4

実際の生の声を聞き、想像以上に大変だということ、そして、周りのフォローの大事さを改めて考えさせられる機会でした。

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社員5

いつか子供が欲しくて、且つ、働くことは続けたいと思っているので、皆さんのお話がとても参考になりました。 話の中で、「うちの部署にはマイホームパパがいるので、理解があり働きやすい」と仰っていたのが印象的で、 パパ、ママ限らず子育てをしている全ての人が、子育てにもお仕事にも、気持ちよく専念できる環境は理想だと感じました。

話を聞いていると、仕事はもちろんのこと家庭も大事にしている社員が周りに多く、上司や同僚の理解も得やすい環境にあると感じました。

人それぞれ家庭があり、結婚後に退職という選択肢だけでなく、働き方を見直すことで仕事を継続することが可能になり、 出産後も育児休暇を利用して職場復帰ができる当社の環境は、多くの女性社員が活躍し、 ワークライフバランスのとれる仕組みです。

女性にも優しい当社で、一緒に様々なチャレンジをしてくださる方を求めています!